ちょっとした本の裏話

最近、kindle出版で『寝そべり族マニュアル』という本を出した。

3日目の時点で、数十冊も購入して頂けたみたいで、読み放題でも数万ページ分も読んで頂けているようだ。

非常にありがたいことである。いや、本当にありがとうございます。

 

僕が本を書きたかった理由は、この辺りで一度自分がこれまで考えてきたことの集大成を作っておこうという気持ちもあったのだが、そのまま「本を書きたかった」という理由も大きい。

ブログや有料noteのような発表形式も考えられたが、「縦書きで6~8万ページ」の本を書きたかったのである。

前にこんなツイートをしたのだが、「横書きの情報」ではなく、「縦書きの読書体験」として、文章を発表してみたかったのだ。

プロの作家のような作品を作るのは難しいけれど、アマチュアなりには頑張って書けたのではないかと思う。何か伝わってくれるものがあったら嬉しい。

 

なお、文章はWord(縦書きに設定)で作成して、そのままAmazonのKDP(kindle個人出版サービス)にアップロードするだけである。

この辺りはググればすぐに情報が出てくるので、「自分も本作ってみたいなー」という人はぜひトライしてみて欲しい。

 

表紙に関しては、PowerPointで作成した。

商業利用可能なフリーフォントをダウンロードして作るとそれっぽくなる。

表紙を作る際には、「これいいなー」と思ったデザインをいくつかメモっておいて、それらを参考にするといいだろう。

また、知人にデザイナーがいたり、好きなデザイナーがいるのなら、依頼をするのもありかもしれない。

(だが、基本的にニートはDIY精神を持っておいた方がいいような気もする)

ちなみに、帯を外すとこんなデザインであることを仮定している。ニート文庫というのは仮称だ。

帯については最後までかなり悩んだ。

雑多な見た目になってしまうような気もしたが、やはりどんな内容が詰まっているかどうかは明記しておきたかった。

どちらかと言えば思想系の本であるのに、具体的な節約術や資産運用術を期待されてしまうと困るからだ。

なお、緑の枠組みの中には「躺平手册」と中国語で書いてある。これは「寝そべりマニュアル」という意味である。「族」が抜けているのは気にしない。

 

本の値段については、出版社から出される本が60000~120000字で700~1400円(な印象)。

電子書籍の個人出版は、10000字程度で100円が目安だそうだ。

よって、個人出版で75000字書いたなら、390円辺りが妥当かな、と考えた次第である。

ビッグマックぐらいの値段なら、手にも取りやすいかなと思った。

 

もちろん、反感を買うことも承知している。

こんなツイートもしたけれど、「せっかく寝そべり族って文化が面白かったのに、抜け駆けでお小遣い稼ぎ始めるヤツが出てきたよ。あーつまんね」みたいな気持ちも分からなく無いからだ。

あとは「資本主義を批判してる割には、Amazonのお膝元で出版するんだ笑」のような批判も考えられるかもしれない。

 

本の中でも書いたが、ある程度批判も来る方が「健全なインターネット」だ。

「死ね」とかは傷ついてしまうのでやめてほしいが、そういった意見が出ることも受け入れている。

本の内容でも、気になる点があったらどんどん批評してほしい。今のところ、Amazonのページだと星5しか付いていなくてなんだか潔白すぎるのだ。

実際、「親の介護はどうするの?」とか「実家に住むとしても、固定資産税や修繕費はどうするの?」などのツッコミどころもあるだろう。

(実際どうするか考えていかなければならない。他の低コスト生活系の人はどうしているんだろう?)

 

そんな感じで、賛否両論ありつつも、よろしくお願いします。

 

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