病んでいるというよりはバラバラ

■ メンタルレポート10月下旬

相変わらずメンタルの調子が良くない。

いや、良くないというのは、正確な表現ではないかもしれない。

「病んでいる」というよりは、「バラバラ」の方が適切であるように思う。

別に、極端に生きているのがつらいわけでもない。

また、生活が充実していないから虚しい、という類のものでもない。

そうではなくて、「人間としての機能」がどこかでバラけてしまったような気がするのだ。

離人症のような症状が強い。

 

■ どこからどこまで病気なのか

離人症とは、自分自身の意識(自我意識)や自己の感覚、または自己を取り巻く環境や物事について現実感が得られず、疎隔されていると感じる症状を指します。

また、自分の意識が体から離れていったり、自分自身を客観的に観察したりするような状態に陥ることもあります。

具体的には、以下のような感覚が挙げられます。

 

・これまでの自分の感覚が普段と異なるように繰り返し感じる。

・世界がぼやけてみえ、曖昧に夢を見ているかのように感じてしまう。

・現実感を喪失し、その意味合いがわからなくなってしまう。

・自分の身体の大きさや形が違って感じる。

・見たことのない光景を見たことがあると感じたり(デジャヴ:既視感)、見たことがある光景を見たことがないと感じたりする(ジャメヴ:未視感) など

 

また、「自分と世界の間にベールがあり世界がぼやけて感じる」と表現されることもあります。

ただし、離人症状が出ている間は意識状態が混濁していたり、見当識障害が認められたりするわけではなく、現実検討能力は正常に保たれています。

メディカルノート 離人症性障害 より

鬱病でメンタルクリニックに通っているとき、医者から「離人症の症状もありますねー」と言われたのだが、この離人症は未だに続いているようだ。

もう一度、病院でちゃんと診てもらった方がいいのだろうか。

ただ、僕にはこれが病気であるのかよく分からない。

どこからどこまでが「性格」で「思想」で「認知の歪み」で「病気」なのか。

自分以外が「正しい世界」を見ているような気もするし、自分だけが「正しい世界」を見ているような気もする。

なにも分からない。

 

■ 感覚が脳のリソースを奪う

離人症が加速してから、「感覚」がやたら鼻につくようになってしまった。

例えるなら、りんごを「りんご」と認識する前のプリミティブな感覚(「赤の感じ」や「匂いの感じ」)にいちいち「おかしさ」を感じてしまうのである。

「私が存在して、このような感覚が湧き上がってくること」。

当たり前のようであるが、これはとんでもない異常事態ではないだろうか。

この「赤さ」はなんなのか? この「匂い」はなんなのか?

りんごに限らず、世界のあらゆるものが「つっかかって」しまうのである。

最近は、常に脳のリソースがこの「感覚に対するおかしさ」に大幅に割かれてしまっているようだ。

うまく考えごとをしたり、文章を書くことができなくなってしまった。

(だから、この日記もかなり頑張って書いている)

 

■ だからなんなんだ

昨日、マクドナルドのハンバーガーを食べた。期間限定のやつ。

おいしかった。おいしかったと思う。快楽を感じた。

けれども、それは「自分」とは全く関係ないような気もしてしまう。

別に、「喜び」がウソだとか、「快楽を追い求めて生きるのは虚しい」とか、そういうことを言いたいわけではない。

ハンバーガーがおいしかったことは間違いないのだ。

でも、それの何が「私」「おれ」「僕」「自分」と関係あるのだろう。

ハンバーガーはおいしい。だからなんなんだ。

 

■ 無常なだけ

こんなことを言っていると、なにか悟った人のようであるが、全然そんなことはない。

諸行無常・諸法無我、確かにその通りかもなあ、とは思う。

だが、僕は別にそれによって心の安寧を得ているわけではない。

むしろ、かなり困っている。どちらかといえば普通にハンバーガーが食いたい。

 

■ 24時間戦えますか

僕は去年ぐらいまで「ニートは哲学を学ぼう」と主張していたのだが、最近それが正しいことなのか分からなくなってきた。

もちろん、ニートになるようなタイプは元々そういった方面に関心があることが多いから、これを機会に色々読んでみるのも悪くないことだとは思う。

けれども、哲学は泥沼というか、こちらを深く呑み込んでくるような性質があるのだ。

特に、学生やサラリーマンならまだしも、ニートはやることがない故に、24時間哲学に晒されることになる。これがヤバイ。

 

■ ヤンキーとケンカ、ニートとテツガク

社会から落ちこぼれて、ヤンキーになったからといって、ケンカが強いとは限らない。

社会から落ちこぼれて、ニートになったからと言って、テツガクに頭が耐えられるとは限らない。

下手に足を突っ込むと、どちらもボコボコにされるのがオチなようだ。

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