人生なるようになる、てかなるようにしかならん

人生なるようにしかならんよなー、と思った。

今、自分は20代後半でなるべく働かないような生活を送っている。

なぜそうなったかと言えば、直接的な理由としては、大学生活で鬱になって、何も就職活動をしないまま卒業したからだ。(ガチのブラック企業などを体験した人からすれば軟弱に感じるかもしれないが)

そのままニートとフリーターを繰り返すような生活に落ち着いたという訳である。

けれども、「大学で鬱になった」という理由でなくても、自分はいつか無職になっていたと思う。

例えば、なんとか大学でギリギリ就活をして、ぼちぼちの企業に滑り込んだとしても、45年間、定年まで働ける気は(今考えても、当時の気持ちになっても)全くしない。

数年、または数ヶ月で結局ニートになっていただろう。

おそらく、これは自分の素質の問題なのだと思う。

学校に行って授業を受けるだけでも、簡単なデスクワークを続けるだけでも(そういう時給1500円の楽なバイトをやったこともある)「死にたくなってくる」のだ。

・人間としてのエネルギーが低い

・気の合わない人間と関わることによる(又は、同じ空間に存在していることによる)ストレス

・やりたくないことやってるときの虚無感

・「つらい人生」を続ける為だけに生きる意味とは?

こんな気持ちを中高生の頃から抱えながら生きてきた。(同じような人もいるのではないだろうか)

結局、このような”爆弾”を抱えてしまっていたということは、いつかニートになる運命だったのだ。

人間的な素質、すなわち運命の爆弾から逃れることはできないのだろう。

とはいえ、今の人生に案外不満は無い。

人生なるようになる。というか、なるようにしかならない。(自身の素質によって、結局は適所に導かれていくイメージ)

今だからこそ客観的に振り返ることができるのかもしれないが、自分は「そういう人間」なのだから仕方がないことなのだ。

むしろ、ニートになってから色々と本を読んでみたり、一人旅などをしてみることによって、自分の世界観が広がったようにも感じた。

社会のレールから外れたことによって、自由度が上がったとも言えるかもしれない。(野垂れ死ぬ可能性も上がったが)

カレーを寝かせるとコクが生まれると言うけれど、ニート期間もそんな感じなのではないだろうか。ニートは人生にコクを生む。

そして、各自が抱える爆弾なんてものは、早いうちにさっさと爆発させてしまった方がいいのだ。

変にこじらすと、そのまま大爆発して死んでしまう可能性もある。

「自分はこういう人間だ」→「なので普通に生きていくのは難しい」→「それならばどうやって生きていくか?」

自分の特性を把握した上で、以上のようなプロセスを踏んでいく必要があるのではないだろうか。

自分はむしろ気付くのが遅すぎたのだ。

学生時代は普通のサラリーマンになるつもりだったが、そんなもの向いていなかったのである。

早いうちに自身の特性と向き合っていれば、変にメンタルを崩すこともなかったかもしれない。

鬱になってしまったのも、自分自身ときちんと向き合ってこなかったツケなのだろう。

我々のような人間はいわゆる「社会不適合者」なのかもしれないが、社会不適合者ならば社会不適合者でも無理なく生きていく方法を模索していくべきなのだ。

その方が素直、というか自然な在り方である。

人生なるようになる。

生きていれば、在るべき場所に転がっていく。

…とは思うが、「きちんと適切な場所に転がっていく為のコツ」は存在する。

それは「様々な体験」をしてみることではないだろうか。

色んな人と話してみる、たくさん本を読んでみる、知らない場所に行ってみる、やったことをないことをやってみる。

思わぬ才能、というか思わぬ適所が見つかる場合もあるはずだ。

もっと、人は思いっきり身を投げ出してしまってもいいのかもしれない。

「適切な場所に辿り着く」といっても、それは「自分の知っている範囲」でしかないのだ。

浅く広くでいいから、知らないものも開拓してみる。

それによって、「より適切な場所」に辿り着く可能性が上がるだろう。

ニートになってしまった人は本を片手にニート武者修行の旅に出てみるのも良いかもしれない。

今では、山奥ニート的なシェアハウスも各所にあるし、夜行バスを乗り継いで、カプセルホテルに泊まったりして、知らない街を探索してみるのもいいだろう。

徒歩旅、自転車旅も楽しそうだ。(すごいツラいけど)

ノウハウ紹介のような流れで書いてきたけれど、結局は自分がフラッと旅に出てしまいたいだけなのかもしれない。

あー、そろそろ労働のターンを終えて、ニートのターンに戻りたい。

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