『徘徊する肉塊 ウォーキングニート』というエッセイ集を出しました。
散歩しながら考えたことをまとめた本です(ホラー小説じゃないよ)。
前向きなニート本というよりは、ネチネチして個人的な内容が多めになります。
ネチネチした人はよかったら読んでみてください。
ショートエッセイ87話(合計:約80000字収録)。通常価格390円。kindle unlimited会員は無料です。
よろしくお願いします。
■ もくじ & 内容紹介
まえがき
散歩編
01 ウォーキングニート
02 やまいだれの風に吹かれて
03 徘徊型と目的型
04 限界ウォーキング
05 腹が減っては散歩ができぬ
06 サンダル・ベアフット・スニーカー
07 水道水が飲み放題
08 おしゃべりが止まらない
09 おしゃべりを収穫しよう
10 散歩の女性不平等について
11 雨ざらしも悪くない
12 着る蚊帳を買ってみた
13 冬眠生活の実現を
14 チェーン店か個人経営店か
15 「ととのい」と「ちらかり」
16 超芸術トマソンを探せ
17 フィーリングを全開だ
18 ネコのように
散歩編: この章は散歩に関する内容を収録しました。 基本的には、日常ブログのような内容が多いので、気楽に読み進められると思います。 けれども、我ながら読み返してみると、意外と後に繋がる伏線っぽい記述もあって面白かったです。 少年漫画がバトル編に突入する前の日常ギャグ編……みたいな位置付けで読んで貰えるといいかもしれません(?)
実存編
19 多摩川の河原にて
20 それは「吐き気」だった
21 ニートのロカンタン
22 マロニエの木の根
23 「必然」と「偶然」
24 わたしはたまたまこの世界にあらわれた
25 吐き気の理由とは
26 ロカンタンのゆくえ
27 ニートと実存
28 なぜ私は存在しているのか
29 感覚が発生することのおかしさ
30 いつか必ず死ぬ
31 墜落する飛行機の中で
32 死んだらどうなるのか
33 生まれない方がよかったのか
EX01 実存主義とは何か
実存編: 「なぜ私は存在しているのか」 「なぜ世界は存在しているのか」 「この五感から止まずに湧き上がる感覚はなんなのか」 「いつか必ず私は死ぬ」 このような「実存的な問題」に対して、向き合ってみたのがこの章です。 (というよりも、年単位でニートをしていると、強制的に向き合わされると言った方が正確かもしれません) 『嘔吐』という「ニートが木の根を見てゲロ吐きそうになる話」も紹介してます。
虚無編
34 人生に意味はない
35 いつか全て無になる
36 テレビゲームも人生も
37 これはあなたの問題だ
38 「意味のない」という「意味付け」
39 ただ無意味であること
40 人生に意味はない。だからすばらしい
EX02 ブログを始めれば全てがネタになる?
虚無編: 「人生に意味はない」ってある種の真理だと思うんですよね。 だって、いつか人類も地球も宇宙も滅んでしまうんですから。 ああ、人生に意味はない……。
家庭編
41 なぜ僕はこんな人間になってしまったのか
42 キレッキレの母親
43 歪んだ完璧主義者の半分ゴミ屋敷
44 厭う家の食卓
45 ディスコミュニケーション①
46 ディスコミュニケーション②
47 自分の頭で考えてくれ
48 唯一の性的虐待
49 「私はアンタたちの奴隷じゃない!」
50 三つ子のジェンダー百まで
51 美術の宿題事件
52 過干渉に育てられて
53 こうして僕はこういう人間になった
54 親もまた時代や環境の犠牲者だったのではないか
55 親ガチャと運命
56 反面教師もまた囚われの1つなのだろう
57 誰しもが被害者であり加害者である
58 負のスパイラルから正のスパイラルへ
59 どこから生まれてどこへ行くのか
EX03 父親について
家庭編: 僕の生い立ちや家庭について語る章です。 「どうして僕はこんな人間になってしまったのだろう?」ということを振り返ってみました。 不穏な目次も多く、読み返すと「ああ、自分にしては感情的だなあ……」なんて思ったりもします。 ぶっちゃけ、あまり読まれたくはない。そういう意味も込めて、今回はブログではなく書籍形式です。
精神編
60 鬱病は治らない
61 抑うつリアリズム
62 「酔っ払い」が嫌い
63 オールの漕ぎ方より帆の張り方を学べ
64 快楽と苦痛のルールに従うただの肉塊
65 ニートにも守るべきものがある
66 とかくこの世はあつくるしい
67 児戯のようなくだらなさ
68 全ては「現象」なのだ
69 チートよりはクソゲーの方がマシ?
70 映写機式マインドフルネス①
71 映写機式マインドフルネス②
72 ぐちゃぐちゃに絡まった糸として
73 僕はただ長生きしたいだけなのだ
精神編: メンタルに関する思索やライフハック集がメインになります。 「正攻法」というよりは「ひねくれたこと」しか書いてありません。 (むしろ、逆に読むとメンタルが悪化するかも?)
批判編
74 ニートを「批判」する
75 ニートの苦悩三段階仮説 労働の苦悩
76 ニートの苦悩三段階仮説 世間体の苦悩
77 ニートの苦悩三段階仮説 実存の苦悩
78 「私は自由だ」と言う仕事をする人たち
79 インフルエンサーは止まると死ぬマグロ
80 「ビンボーねずみ講」と化した働きたくない界隈
81 持っている者だけが捨てられるという残酷さ
82 社会競争から降りると次は無欲競争が始まる
83 ただ黙って横になることの難しさよ①
84 ただ黙って横になることの難しさよ②
85 清く正しいニート生活のために
86 ニートの深淵で得られるもの
87 ただ否定できない唯一のこと
批判編: この章のタイトルは「ニート編」か「批判編」か悩んで「批判編」にしました。 つまり、「ニートを批判する編」ということになります。 「ニート的な著名人」や「ニート的なインフルエンサー」の言っていることは、「自己欺瞞」や「ビジネス」ではないのか。 そういった問題に切り込んでみました。 また、本来「批判」の意味に含まれている、「研究」や「検討」も意識しています。 (つまり、「ニートの研究」や「ニートの検討」ですね)
あとがき
■ それでは、改めてよろしくお願いします