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鴨長明によるエッセイ『方丈記』を読む。隠遁生活・ミニマリスト・Bライフ・小屋暮らしの先駆けと呼ばれているが、鴨長明の生い立ちや心境も含めて、ニートや社会不適合者にとっては参考になるものが多いはずだ。

死んではいけない理由は存在しない。「死んではいけない」というのは、誰かの主観に過ぎないからだ。けれども、自死を止め得るのも他者の主観であり、その為にも「人との繋がり」「脱力的生き方」「苦しみの言語化」が大切であると考える。

我々は生まれながらにして「お金を稼いだ人が勝ち」というゲームの前に座らされている。かといって、そこから逃れた先に待ち受けるのはニヒリズムだ。別のゲームを模索することに人生の可能性があると考える。

結局、世の中は「ずうずうしい人」や「ずるい人」が得をする。政府や巨大資本による搾取は「ずるい」が、こちらにも「なるべく働かない」という「ずるい」方法が存在する。